2013年12月31日火曜日

2013年

この2013年はこれまで行ってきた活動をまとめるような1年でした。特に出身地札幌での活動は離れていることもあり、なかなか実行できていなかったのですが、はじめることができたことをとても幸せに思っています。
また、自主制作による作品発表を続けることで、これまで多くの方の支えがあって活動できてきたことを改めて感じました。ありがとうございます。今後もしっかりと続けていこうと思います。

2013
◎企画運営を行ったもの
Dance and Music
1月は札幌市資料館、滝川市美術自然史館にて、10月は札幌レッドベリースタジオと東京喫茶茶会記にて即興とコンポジションの間を探る試みを行いました。Hugues Vincent(チェロ)上地正彦(ピアノ、バスクラリネット)、中沢レイ(ダンス)の他、墨絵師杉吉貢さんなど特別ゲストも参加、好評をえました。20143月ベルリン、トゥール、パリにて上演予定です。

「筒井筒」
ティアラこうとう小ホールで行われる舞踊作家協会の公演ですが、師の牧野が舞踊展に専念するため、弟子たちが作品を発表する形をとりました。「森に浮かぶ〜夜の黒い森に浮かんでくる一人一人の心象風景」と題された会。私はフレームドラムのノブナガケンさんにお願いし、20分の「筒井筒」という作品にまとめました。


orbital link
中沢レイさんが考案したダンスと音楽のイベントを札幌で開催、地元のアーティストとの出会いの場をつくりました。また、三重の洞窟にて踊る(企画は中沢さん)などの機会にも恵まれました。

「からたちから」
昨年北池袋にある小劇場Atelier SentioのフェスティバルSentival!の企画として制作した「からたち」を同じ巣鴨教会にてつくり直して上演いたしました。巣鴨教会に通いながらキリスト教について学ぶ一方、その教会で活動するコールシャンティ合唱団にご参加いただくなど、場にこだわった作品作りを行いました。

◎セッション
上述のdance and musicもセッションといえばそうなのですが、ここではそれ以外のものを。
蜂谷真紀(vocal)・石田幹雄(piano)@Alma on music(相模大野)
地元にあったジャズバーがなくなってしまうぎりぎりのところでよんでいただいたセッション、石田さん札幌出身ということもあり、相模大野在住ということもあり今後もよろしくお願いします。新年初めのライブは蜂谷さんです。蜂谷さんはTIO時代から目を付けていましたが、歌い手であるというよりは身体も声も踊る人です。

方波見智子(malinba)@両国門天ホール
「バミ祭り」の2日目ということで昨年(昨年は移転前の門天で開かれました。before afterのようでそれも面白いことです)に引き続き参加させていただきました。たきなみさん、細田さんもご一緒です。マリンバだけではなくバラフォンも登場、面白いです。

織原良次(flatless bass)「透明な家具」×木野彩子@茶会記
織原さんは深夜廟という一晩企画を有しており、BGA(back ground ambient)という音楽形態を続けている方。そんなこともあり、今回4時間半という茶会記開店から閉店まで踊り続ける形を試みました。途中詩をよんだり、花をいじったりしてはいても4時間半ずっと踊っています。

池上秀夫(contrabass)「おどるからだかなでるからだ」×木野彩子@茶会記
池上さんは月一でダンサーとのセッションを続けており、その一人としてよんでいただきました。本人の希望もあり完全即興でした。

TIO(Tokyo Improvisers Orchestra)
過去3回コンサートに参加していますが(ワークショップなども)、残念ながら4回目は「タカセの夢」とかさなりお休みすることに。主催のMiyaさん、まれすけさん他皆さんとても面白い方々で今後も楽しみにしています。


◎ダンサーとして参加したもの
「告知」新国立劇場 新進芸術家海外研修員による現代舞踊公演
ハンダイズミ作品
クラシックバレエのバレリーナ下村由里恵さんの他廣田あつ子さん、関口淳子さんといった先輩ダンサーに囲まれて「受胎告知」をテーマに踊らせていただきました。「からたちから」とあわせてご覧いただけると幸いです。

「瞳のない目」メルパルクホール 現代舞踊展
牧野京子作品
私の師である牧野京子の作品です。最後になるかも(いえ、そんなことはなさそうです)と稽古場総動員で踊りました。

「世代間の対話」「Ren dance」森下スタジオ山崎広太企画、whenever whereverフェスの一環として開催されました。

◎ワークショップ
この数年続いている大学、短大の授業の他以下のような活動も行っています。

「タカセの夢」
毎年かかわっているこのシリーズも4年が経過、今年は韓国、大阪、静岡と上演を行いました。私は振付アシスタントとして通訳のような、先生のような、スタッフさんのような不思議な立場にいます。劇場もBOXシアター対応となり、コンパクトかつお客様全体がバオバブの樹にかこわれているかのようなかんじでご覧いただけます。

「ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間
町田成瀬(SOPIC、高が坂ふれあいセンター)で、6−7月と10−12月で開催しました。保育資格を持つ方がこどもをみていてくださるということもあり、地域のお母さんにとても好評の企画となり、派生してまろんちゃんのおうち(保育園が開いている子育て支援のスペース)などでもこどもとままのふれあい遊びのワークショップを行いました。

「ASIAS」
北区の小学校にてワークショップを行いました。授業の一環ではありますが、昼休みに全校生徒の前でパフォーマンスを行ったりと楽しい時間でした。

「からたちから」
上述の作品はコールシャンティ混声合唱団さんにご協力いただいて作成しましたが、関わる過程で指揮者野本先生の無茶ぶりにより何曲か簡単な振付をつくり、定期演奏会で発表しています。元々身体トレーニングを行う合唱団ではありましたが、どんどんアクティブになっています。



他、北海道教育大岩見沢校、教文コミュニティダンス部、阿佐ヶ谷美術専門学校などでも短期のワークショップを開催しました。今後も一般向けワークショップは積極的に展開していきたいと考えています。




2014年は昨年神奈川芸術劇場で上演した20分作品「しづ」を「静」として練り直す試みからスタートです。
その後コミュニティダンスに関するリサーチとパフォーマンスのため1ヶ月ほどヨーロッパ(英、仏、独)へいってきます。2009年に帰国以来、約5年ぶりになります。
また春より筑波大学夜間大学院にて学ぶことになりました。(まだ入学手続き終っていませんが)英国でみてきたコミュニティダンスの事例が現在どのようになっているのか、特に劇場と地域コミュニティ形成のために継続的なプロジェクトの可能性を考えたいと思っています。
毎年夏に関わっている静岡舞台芸術センターのSPAC enfant プロジェクト「タカセの夢」も5年目になります。子供達は年々成長し、旅立っていきます。その間にも作品は練り上げられ、刻々と変化していきました。一つのイベントでおしまいではなく、少しずつ広め続けていくために、私は何ができるだろうかと考えます。輪を広げつないでいくこと、それがきっと2014年のテーマなのだと思います。
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


English Schdule( Updated 31.12.2013)

English schedule
If you have any question or reservation, please send me e mail.
kinokoticket@gmail.com




2014..JAN.
18th(Sat)19:30
【Koeondabu/声音打舞】
Maki Hachiya(vo,voice)
Hiroshi Yoshino(contrabass)
Youichi Okabe(perc)
Saiko Kino(dance)
Otoya kintoki@NISHIOGIKUBO(Tokyo)




28th(Tue)19:00
AKIRA SAKATA salon
Akira Sakata (reeds)、Yasumune Morishige(cello)
Hiroko Inagaki (painting)
Saiko Kino (dance)

Sakaiki@YOTSUYA(Tokyo)
http://gekkasha.modalbeats.com




2014.FEB.
SHIZUKA
写真:内藤久義

Date:7th(Fri)21:30Start, 8th(Sat)20:00Start(Door open 15min before)
Place: Bankart 1929 NYK 3cGarelly (Yokohama)http://www.bankart1929.com 
Tel:045-663-2812
Price:3000yen、TPAM pass holder or student 2500yen (reservation only)
Composition and dance :Saiko Kino
Music and perform:Michiyo Yagi(Koto)
Lighting: Asako Miura


TPAMのページはこちら

English 
http://www.tpam.or.jp/2014/program/showing/tpamshowcase/saiko_kino/?lang=en



Last year's performance photo (Kanagawa art theater version"SHIZU")
photo:Mark.E.Rapapport






2014,Feb to Mar.
Small Europe touring for research about community dance in London or UK, and Performance in Berlin and Paris

Berlin
7-9th of Mar. ACUD (http://www.acud.de)

Paris
14th of Mar. Espace Bertin Poiree (http://www.tenri-paris.com/art/index.html)"Version Clip"

15th of Mar. Ackenbush (http://ackenbush.typepad.com)







2013年12月12日木曜日

ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間@町田成瀬

WS
ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間@町田成瀬

無事に終了いたしました。
場所を点々とうつしながら行ってきたこのシリーズも3年以上が経過し、多くのこどもたちとままに出会うことができました。
最終日にはちいさなパフォーマンスということで1曲踊らせていただき、こどもたちもびっくり!!しておりました。ついでにおどりはじめました。楽しい時間でした。

いつも助けてくださった小島さん、平田さんの強力託児スタッフのおかげで成り立っているこの企画ですが、冬場は風邪などのリスクが高まることもあり(お二人とも普通にママなので、自分の子供が熱をだしたりアクシデントがあると成り立たなくなってしまいます)一回ここでお休みいただくことになりました。

ただ需要はあるため、託児スタッフあるいは場所が確保できれば少しずつ開催する方法を模索したいと考えています。
受講料はママ視点からするとこれ以上あげたくなく、しかし託児の質を考えるとこれ以上定員も増やせず、なかなか経済的には厳しい状況です。元々川崎市アートセンターという半分公の場所でのワークショップだったせいもありますが、劇場あるいは学校などと連動していく必要を感じています。
まさしく、劇場の有効利用と、地域コミュニティの形成のためのダンス、私の研究計画そのものです。なのでここからなんとかがんばります。


ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間 in 秋の成瀬
10月8日(火)、10月22日(火)、11月5日(火)、11月19日(火)、12月10日(火)

各回とも10:15~11:30am

ナビゲーター:木野彩子
参加料:800円(税込・当日清算)
定員:10名
会場:高ヶ坂ふれあいセンター 多目的ホール(1F)

【お申込み・お問合せ】
ゆるのびワークショップ 
メールアドレス:yuruyakani5656@gmail.com

お申込みの際は、以下の項目をメールにてお知らせください。
1)お名前(ふりがな)
2)日中連絡のとれるお電話番号
3)お子さま同伴の場合は、お子さまのお名前と年齢

※各回2週間前よりお申込みを承ります。
※お申し込み後、当方からの確認のお電話/メールをもって
受付完了とさせて頂きます。
初回10/8(火)は、9/24(火)からお申込みを承ります。
お申込みをお待ちしております~





Facebookページできました(Facebookに入っていなくてもみることができるそうです!)
http://www.facebook.com/yuruyakana









2014年2月13日
ワークショップ「ゆるやかにのびやかなからだをつくる時間」番外編
おかあさんとこどものふれあいあそびワークショップ@まろんちゃんのおうち
も無事終了しました。
12月で一区切りとなったゆるのび@成瀬ですが番外編として一回限定ワークショップを開催します。昨年9月に行ったものが好評だったためで、私も冷や汗かきながら勉強しています。なにせ私自身はこどもいないので、、、。





からたちから

「からたちから」
無事終了しました。パフォーマンスの写真はない状態ですが、情報をのせておきます。





写真古里麻衣



日時:2013128日(日)18時半開演
場所:日本基督教団 巣鴨教会 170-0005 東京都豊島区南大塚 1-13-8
料金:前売、当日共に 2500円、学生1500
構成、出演:木野彩子
特別出演:コールシャンティ混声合唱団(指揮 野本明裕)、渡辺善忠(巣鴨教会牧師)、戸井香織
音楽:    上地正彦“Amanogawa プロジェクト”(2012)
Tomas Luis de Victoria “Missa Quarti Toni(第4施法のミサ)よりキリエ
山田耕筰“からたちの花”(上記2曲コールシャンティ合唱団合唱曲)
J.S. Bach “前奏曲とフーガBWV543”よりフーガ(演奏:渡辺善忠)、
同 ゴルドベルク変奏曲よりアリア(演奏Glenn Gould 1981
宣伝美術、写真:古里麻衣
映像記録:御代田直樹
協力:古里麻衣、内藤久義、Oliver HartmannAtelier Sentio、鳴海康平(第7劇場)、Amanogawaプロジェクト新百合ケ丘20120311にご参加くださった皆様、巣鴨教会に関わる皆様
主催:キノコチケット/木野彩子


ごあいさつ

本日は巣鴨教会パフォーマンス「からたちから」にようこそお越し下さいました。
昨年6月に「からたち」を制作して1年半、少しずつ教会に通い、キリスト教について考えてきました。1年以上がたった今でもたくさんの疑問をもっており、牧師さんや信者の皆さんにあたたかく見守られながら、作り直す作業を行ってきました。
私は今でもキリスト教信者ではありませんが、多くの人が教会を通してつながり関わりあい、2000年という長い時間を経て続いているからには、その時代そのときに「何か」はおきたはずだと考えます。それを探求し研究しつづけているこの教会の人々の姿勢はとても真摯であり美しいと思っています。
また、合唱団の皆さんの練習に参加させていただきながら、一つ一つの音を丁寧に作り上げ、重ね上げていく過程はまさしくキリスト教の信仰と研究の歴史とともにあり、音楽と宗教が密接に結びついていることを思いました。
ダンスと一言でいっても様々な作品がありますが、この作品(このシリーズ)は私にとっては自分と向かい合うことであり、すべてを受け入れていく作業です。
昨年は「光が広まっていく」ことをイメージしました。
今年は「光は収束していく」ことをイメージしました。
友人に指摘されて気がついたのですが大学時代卒業公演のためにつくった作品は真っ暗な中を外の月明かりだけで踊るものでした。(その作品は日の目をみることはありませんでした)そのときに既にこのシーンが出来上がっていたのだということに気がつきました。
15年以上がたち、母校のそばの巣鴨教会にて、やっと上演できるようになったこと、それもまた幸せなことです。

光がなくなっても生きていくために宗教は生まれ、神という存在がある。
そして神は既にそれぞれの人の中にある。
ダンスですべてを語ることはできません。私もまた、これからも学び考えて続けていくのではないかと思います。

          みんながめいめいじぶんの神さまがほんたうの神さまだといふだらう。
けれどもお互ほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう。
宮澤賢治「銀河鉄道の夜」より

ごゆっくりお楽しみください。

                                                                          



1 巣鴨教会とは
巣鴨教会は1876年設立の歴史ある教会。プロテスタント改革長老派(カルヴァンをルーツとし、聖書の学びを重視する伝統が特徴)。礼拝堂の椅子は第二次大戦後から使われている。1階ホールはかつて幼稚園として使われていたが、園児数の減少とともに園は閉鎖されて、現在はコールシャンティはじめとして10以上の合唱団の練習などに活用されている。
巣鴨教会の前身の「自営館」時代に山田耕筰が入館し、そのときの思い出を元に「からたちの花」(作詞北原白秋)が創られたことに基づき、教会敷地内に「からたちの花」の碑がある。なお、その碑のまわりのからたちは北原白秋記念館よりいただいた種が実ったもの。


2 「からたち」とは
2012年北池袋の小劇場Atelier Sentioが主催するフェスティバルSentivalの一環として木野が発表、好評を得た。自分の人生と巣鴨教会の歴史を重ね合わせながら語り踊る、演劇要素を含む作品。すべての人生は星のようにきらめいている。東日本大震災をうけて作成したボディワークと語りのワークショップAmanogawa プロジェクトの参加者を巻き込み、ろうそくの光を効果的に用いてキリスト教の伝搬を構成した。


3 コールシャンティ混声合唱団
1963年創団、巣鴨教会を拠点に活動する混声合唱団。指揮者、指導は野本明裕氏。団のライフワークとしてTomas Luis de Victoriaのミサ曲、モテットを手がける他、一般への合唱普及を目指し、日本語の歌曲も多く扱う。合唱は身体の裏付けが必須であるという考えから縄跳びや体操などのボディワークを取り入れている。毎年巣鴨教会のクリスマスキャンドルサービスにて合唱を行っている(今年は1223日)。
合唱曲
山田耕筰作曲、北原白秋作詞“からたちの花”
ビクトリア“Missa Quarti Toni(第4施法のミサ曲)”よりキリエ
主よあわれみたまえ、キリストよあわれみたまえ、主よあわれみたまえ


4 Amanogawa プロジェクトと東日本大震災について
Amanogawa プロジェクトは川崎市アートセンターで東日本大震災から1年を経て制作した映像作品(https://sites.google.com/site/amanogawaproject/)。ボディワークと語り合いを繰り返した記録(映像、写真、テキスト)であり、前回の「からたち」ではそれを舞台上に再現しました。
今回コールシャンティ混声合唱団に参加していただくにあたり、いつかは旅立っていかねばならない人間のイメージを重視し短くまとめることにしました。


5 J.S. Bach “前奏曲とフーガBWV543”よりフーガ
昨年の「からたち」カーテンコールの候補曲として渡辺牧師にご紹介いただいた曲。実際に使用はされませんでしたが、その場で即興的に踊ったダンスはおそらく木野即興史上最高ともいう出来でした。渡辺牧師によれば、その昔東池袋で舞踏家大野一雄さんの舞台で演奏をした曲とのこと。なお、「からたち」初演日は大野一雄さんの三回忌でもありました。


6 みんないなくなってしまいました
コレヘトの言葉1章2−7、9より
コヘレトは言う。なんという空しさ
なんという空しさ、すべては空しい。
太陽の下、人は労苦するが、すべての労苦も何になろう。
一代過ぎればまた一代が起こり永遠にたえるのは大地。
日は昇り、日は沈み あえぎ戻り、また昇る。
風は南に向かい北へ巡り、めぐり巡って吹き風はただ巡りつつ、吹き続ける。
川はみな海に注ぐが海は満ちることはなくどの川も繰り返しその道程を流れる。

かつてあったことは、これからもあり
かつて起こったことは、これからも起こる。
太陽の下、新しいものは何ひとつない。




7 Angel’s bone
2007年に The place (ロンドン)で制作•発表した5分間の作品(Touch woodという企画の一部)。曲は“ゴルドベルク変奏曲”よりアリア(演奏Glenn Gould 1981)。実際の作品では肩甲骨の動きを見せるべく身体の向きは横向きで演じています。


8 はじめに言(ことば)があった
ヨハネ福音書1章1−5より
初めに言があった。
言は神とともにあった。言は神であった。
この言は初めに神と共にあった。万物は言によって成った。
成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
言のうちに命があった。
命は人間を照らす光であった。
光は暗闇の中輝いている。
暗闇は光を理解しなかった。


9 わたくしという現象
          宮沢賢治「春と修羅 序」より(抜粋)
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)


10 “からたちの花”
山田耕筰作曲、北原白秋作詞。巣鴨教会は山田耕筰ゆかりの教会として知られ、教会前に記念碑がある。
     からたちの花が咲いたよ

白い白い花が咲いたよ

からたちのとげはいたいよ

靑い靑い針のとげだよ

からたちは畑の垣根よ

いつもいつもとほる道だよ

からたちも秋はみのるよ

まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ

みんなみんなやさしかつたよ

からたちの花が咲いたよ

白い白い花が咲いたよ




2013年12月2日月曜日

「告知」(ハンダイズミ作品)

「告知」(ハンダイズミ作品)
昨年発表した「しづ」と同じ在研研修生による現代舞踊公演の一環です。
同じ稽古場で活動するハンダイズミさんの作品に出演しました。
このブログをご覧の方はご存知のとおり木野が人の作品を踊ることは珍しいです。ラッセルさんと牧野先生とハンダさんくらいしか振付けてくれる人は今のところいません(涙)。
ハンダさんは衣装家としても活躍しており、今回も衣装・美術にこった作品になりました。



チラシ:新進芸術家海外研修員による 現代舞踊公演(裏)
タイトルは「受胎告知」から。
「からたちから」とあわせて今年の私のテーマはキリスト教について考えるです。



 これが舞台美術(河内蓮太さん)途中で落ちてきます。右斜め前にいるのが関口さん。ウォームアップ中です。
 初新国です。小劇場という名前ですが、結構大きく見えます。でも席数的にはプレイスとかとあまり変わらないらしい。
打ち上げ@オペラシティでした。既にオペラシティはクリスマスツリーが。思えば時期的にもぴったりな作品、、、。すてきな先輩ダンサーのみなさまでした。

2013年11月9日土曜日

orbital link 洞窟


11月3日 三重磨洞温泉にて一踊り
 

磨洞というのはその昔磨き砂をとるためにほっていった穴だからだそう。
旅館の後ろになぜかある「地底の楽園」という看板のついた穴。
実はそのなかにお座敷があってなぜか焼き肉とかをたべれるようになっているのだそう。
(なぜ洞窟で焼き肉なのかはわかりませんが煙がすごいことになってしまう)

今回は通常のオービタルとはかわってれいさんセレクションとなっていて組み合わせは
①大岡(エレキギター)・きの
②新田(尺八など)•平尾(エレクトロニクス)•黒子
③ユーグ•中沢
それぞれ20−30分の即興間に15分休憩
最後に全員で(お客もまじって)踊る
という流れでした。

結構開拓されてしまっている洞窟だったため、どのようにみせるかが難しく、きのの勝手な勘で(たまたま最後に場所を選んだのですが)、中から入り口側を見上げるという場所設定にしました。いい感じで水道があり、水も滴るでぐしゃぐしゃになりながら踊らせていただきました。


音楽人としてはかなりきつい状態だったらしく、湿気と水滴の恐怖はすごかったようです。ユーグ的には2ヶ月くらい毎日のようにライブやっていてこんなこともあるのはわかるけれど落ち込むといっていました。音はこもるし、楽器は湿気でなくし。
ダンサー的にはやっぱり場所の力は大きくかなり楽しかったのですが。

大岡さんは初顔合わせ。でも初顔合わせとは思えないと皆様にいわれるほど好評でした。なかなか動き見えないし、大変だったと思うのですが、ありがとうございました。本業(どちらが?)は整体師だそうで、それもとても気になります。

今回東京から来てくれたきよみさん、名古屋からの林さん他たくさんの方が遠方からきてくださいました。ありがとうございます!私もそうですが、れいさんの人力ですね。
良き出会いをありがとうございました。

















写真1枚目林裕己
2枚目以降Kiyomi Sakuma

2013年11月1日金曜日

Dance and Music small version @茶会記


Dance and Music

◎東京編
今回せっかくなのでその一部分だけでもということになり、いつもお世話になっている茶会記さんでのパフォーマンスを用意しました。
(杉吉さん、中沢さん込みのパフォーマンスはいつかの野望と考えています。)
札幌編最終日、くうでのユーグと宝示戸さん(ピアノ)の演奏をききにいったのですが、そのときに明るいポジティブなエネルギーのようなものを感じました。ユーグとは前からいろいろ話していますが、持っている質感みたいなものが真逆みたいと思っていました。私は踊ると悲しくなるし、すごく昔のことを思い出してしまうのだ(なにぶんソロダンスは孤独なのです)という話しをしたら東京はたのしくなっちゃうような感じにしようとなりました。ノープラン、1セット限定、1時間程度(ちなみにたいむは56分)。でていくときは一緒にでよう。何となくウォームアップをしているような感じからスタートしよう。それだけ決めてあとは何もなく。





みていた方は皆驚きましたが、私たちも驚きました。おちなくてよかったよ。その場の勢いでこうなってしまったので、足が椅子に挟まってしまい実は起き上がりたくても起き上がれないみたいな状態にも陥りました。


写真:内藤久義
とりあえず内藤さんおすすめセレクト集より。ちょっとセクシーショット満載なので大丈夫そうなものを選んでみました。なんだか超きれいなかんじです。



Dance and Music 札幌レッドベリー


Dance and Music
27日は今年1月滝川美術自然史館の杉吉さん・ユーグの出会いを元に再び集結するスペシャルイベントです。上地くんがいないのが残念ですが、面白い会になりました。
今回杉吉さんライブペイントで登場。
昔から山海塾の岩下徹さんとのコラボなどをやっていますが、(私がみたのは東海林くんの絵)通常は大量の和紙にどんどん描いていって劇場中を埋め尽くすのだそうです。が、今回狭いレッドベリーでどうするかと考え、吊るした布に描くという初めての試みを行いました。
レッドベリースタジオは完全な劇場ではないため吊るしものも全部脚立で行います。大変なことになりました。

ちなみにこれは滝川美術自然史館での一コマ。この樹は杉吉さんの作品です。










舞台の時はライブペイント用に黒いパンチ(協力:たきかわホール)をひいていました。それを外したらなんだか幻想的な風景になったのでした。ちなみにこの後ろのライトは木野の私物です。
構成上の流れは
暗闇
音の移動
LINE
椅子ソロ(木野orレイ)
ユーグと2人
木野ソロ対杉吉ペインティング
ユーグ・レイデュオ

おおよそ1時間となりました(ちなみにペインティングまでの流れはいろいろリハーサルを行っていてもおよそ30分になるという精度をもっていて、その辺りもとても面白いと思っています。

Dance and Music 札幌オービタル編


Dance and Music
札幌編は豪華二本立て。
26日はオービタルリンク、三重より中沢れいさんも招いてあのくじびき即興開催です。しかも演劇あり、ダンスあり、音楽ありとかなり盛りだくさんなメンツが集まりました。

オービタルリンクについて詳しくはorbitallink.tumblr.com

追記:参加者が小林けんじろうさん(ギター、フリーのPAさんだそうです)、工藤こうごうさん(サックス)、中田裕子さん(和太鼓)、斎藤智仁さん(ダンサー)続々と増え、最終的に12人の参加になりました。
当日配布のプログラム。ちなみに写真は1月のときから併用しています。よくできると評判の木野妹のレイアウトでございます。

超豪華といわれる今回のメンバー。かなり濃かったです。ダンス班は男性ダンサーが多く、しかもしゃべれるタイプがそろったため、笑いが絶えない会になりました。お兄ちゃんは舞踏家です、とかかなりすごい展開になり、大爆笑。
今回はゲストありにしたこともあり、それぞれの組み合わせもみれておもしろかったです。

中沢さんがくるならこれをやらねば!と思って強引に企画した今回でしたが、面白いメンツと場所さえあれば開催可能なので、今後広まっていくことを期待しています。


札幌の特徴としては
男性ダンサーが多いこと。(コンテさんのおかげですね。)
言葉系アプローチが多かったこと。
(逆にそれが説明しすぎるという声もありますが、これはこれで面白かったと個人的には思っています)
音楽人なのに動く強者が多かったこと。(福井さんさすがです)
暖かい観客のみなさま



おまけとしてレッドベリー飯塚さんのコミュニティFM番組「かれんずたいむ」にもでちゃいました。オービタルの説明などもさることながら、ユーグの生演奏と蜂谷さんとユーグのCDの曲(それもまたかなりはちきれているもの。アルバム”メビウスの鳥”より)も流していただきました。

ちなみに次のオービタルリンクは三重、津(れいさんのお住まいのエリア)にある洞窟での開催。(既にsold out )、翌日は名古屋での開催。あちこちで開催していますが、皆が観光がてらひょいと遊びにいってしまうノリがオービタルのよいところ。
これもれいさんのフットワークゆえのこと。
ありがとうございました!
写真: それぞれの魅力が絡み合い
ひとつの時間と空間をつくる
すてきな出会いをありがとう!
撮影中田裕子

最後は全員であばれています。5人以内という微妙なルールの即興で15分くらい。
実は写真があまりなく、現在募集中でございます。

https://www.facebook.com/keita.tsurumaki/media_set?set=a.480193285427178.100003095310042&type=3

弦巻くんによるFacebookアルバム。

弦巻、やっぱり君は高校の頃からかわらないよ。

2013年10月17日木曜日

蜂谷真紀・石田幹生@alma


蜂谷真紀さんと石田幹生さんのライブにお邪魔してきました。@alma en musique
2013.10.16
http://alma.syncl.jp
先月お邪魔したアルマは相模大野にある小さなジャズバー。
蜂谷さんは継続的にライブをしていたようなのですが、先月初めて知りました。
相模大野にこんな場所があるとは!
先月いったときにはその場の勢いでそのままちょこっと踊りマダムとも仲良しに。とても面白い方です。
しかし今月末で閉店、都内(おそらく代々木八幡)へ移転なさいます。
それは閉店前にいかねばと蜂谷さんに誘われ踊ることになりました。

蜂谷さんより3つの詩をいただきました。
White dream
てのひらの10グラム
Lunar lane
なかなかすてきな詩です。これは何かにいかさねばです。

今回ご一緒した石田さん、これがまた面白い方でしかも札幌に8年住んでいたという。相模大野在住。横山くんともお友達ときき、縁を感じます。あの短い時間の打ち合わせでいける技量、さすがです。

蜂谷さんはTIOでも知っていましたが今回もボーカル飛び越えた表現でかなり面白かったです。TIOの時からその指揮ぶりから何か近いものを感じていましたが、ただものではないのを改めて再認識。

最後は「つむじが丸」なる蜂谷さんが初めて書いた曲で踊ることになり、かなりコメディ路線で楽しくまとめました。木野の普段を知る人はかなり驚いたようです。蜂谷さんも。
それもまた即興の楽しみです。

また何かやりましょう!といいながら帰りました。

世代間の対話 Rendance


世代間の対話 Ren dance@森下スタジオ
2013.10.13


Whenever Wherever Fes" Ren dance"
http://bodyartslabo.com/wwfes2013/festival/program
フェスティバル全体のHPなのでわかりずらいですが、、、
Ren danceという企画に参加しました。
気がつくと毎年参加しています(なぜ毎年よばれているのかは謎だが、タイミングがあうのか、私がひまだからなのか)が、ものすごく簡単にいうと大御所先生から若手までいろんな人が集まってそれぞれのダンス(あるいは身体に関する)の経験について3分(ダンスが混じる場合は5分以内)話し、踊るという企画です。

毎年参加している方は武元さん、武藤さんなど即興のエキスパート達。そして田中いづみさん、アキオキムラさんなど現代舞踊の先生方、どちらかというと今年は年齢層が高かったような気がしますがそれはそれで面白かったです。小学生のたくとくんも参加してくれたのもうれしかった。
ただ、残念だったのは20代前半の今学生くらいの世代がほとんどいなかったこと。また牧野先生世代が飛び入りの石川すずこさん(80歳代)は別としていなかったことでしょうか。

昨年までは①話す人②その話しに合わせて踊る人③ステップを踏む人などのように舞台上に何人かいる形だったのですが、今年は広太さんの提案によりモノローグ方式となり一人で話すことにフォーカスを置かれました。
その結果として若い世代は極端に話すことになり(全く動かない、あるいはネタを考えてくる)、50代以上の方々が時間オーバーも気にせず、踊り、語り、語っていても途中で身体表現を交えたり自由気ままに動き回る姿がみられました。
主催(声かけ)の山崎さんとの距離関係のせいもあるかもしれませんが、若い世代の印象が弱くなってしまったのは事実。動けないのかもしれません。

個人的に興味深かったのは武元さんの言葉。
踊っていても話していても身体は語っている
ダンスは言語を超える


終ったあと皆さんでお話でき、やっと対話に。でも先に帰ってしまう方も多くそれが残念。対話の時間もっと欲しいかも。楽しい時を過ごしました。